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信楽寺

信楽寺の御詠歌

けん  ほとけしんたま
こくきょうしゅ  とくいやたか

信楽寺(しんぎょうじ)は慶長年間元富田(現在安来市広瀬町)において、楽蓮社信誉禿翁慧伝(とくおうえでん)和尚が開基されたお寺である。
慶長8年、当山に於いて、禅宗常栄寺英寛大和尚と法問答があった事が、記録に残されている。境内正面には聖徳太子堂があり、お祀りする聖徳太子像は、元は隠岐国に安置されていたものを、寛永年間中、松江城城主松平直政公が霊夢に感じて、当山に移されたものと伝わる。現在も聖徳太子祭りなど地域に根づいた信仰の対象である。
山号は獨留山(ドクルザン)と呼び、経文中の獨留念仏に由来している。獨は「ただひとつ」留は「とどめる」を表す。何はなくともお念仏を継続してお唱えしましょう、という意味です。どうぞ合掌して一緒にお念仏を唱えていきましょう。

縁起

信楽寺は浄土宗知恩院の末寺。開山は東京芝増上寺の観智国師の弟子で楽蓮社信誉慧伝和尚(紀伊国小倉の人)である。当寺は安来市広瀬町(富田城下)に建立されたが、堀尾吉晴公の松江移城と共に現在の地に移転した。広瀬町の入り口、西の山手に信楽寺谷という寺跡が残っている。
当寺の五代長誉流安和尚、松平家の菩提寺月照寺の開基となる。当寺は、松平家歴代の藩主の崇敬が厚く、藩主が竪町ご通過の際には寺を休憩所にあてられていた。
九代近誉上人が元禄年間に建立したという本堂は九間に八間の大伽藍で津田街道を津田方面から松江に向かう目標(目印)となっていたほどである。
また寺侍が2・30名も詰めていたと云われている。
嘉永4年及び明治7年の大火によって堂宇が全焼し古文書を焼失し創立の縁起その後の変遷等の史料が失われた。

聖徳太子像

現在の堂宇は火災によって焼失したものを明治10年7月市内諸職人の寄進によって建立されたものである。入り口には四つ脚門の山門がある。毎年7月22日から25日まで聖徳太子祭があり、竪町の夏祭りの行事として賑わっている。
令和3年が聖徳太子さま1400回忌の年にあたり、50年に一度のご開帳がされる。
信楽寺のご詠歌 『世間虚仮 仏は真理と説き給う 和国の教主 徳いや高し』 とあるように、当寺にとって聖徳太子さまの存在は昔より特別なものであったにちがいない。
地蔵堂 明治七年焼失し明治九年講中再建。

信楽寺 歴代住職

開山 楽蓮社信誉上人称阿大和尚
   寛永12年(1635年) 3月1日 76才遷化
   字(あざな)は恵伝(えでん)、名は禿翁(たいおう)
   増上寺中興観智国師の徒弟

2世 晃蓮社輪誉上人傅大和尚
   元和8年(1622年) 11月18日遷化

3世 天蓮社潮誉上人宗傅大和尚
   寛永8年(1631年) 6月6日遷化

4世 善蓮社栄誉見達和尚

5世 生蓮社長誉上人流安大和尚
   延宝7年(1679年) 5月27日遷化
   月照寺開山となる

6世 信蓮社単誉上人安秀大和尚
   寛文9年(1669年) 4月15日遷化

7世 大蓮社願誉上人嶺南大和尚
   貞享元年(1684年) 12月1日遷化

8世 (漾)蓮社稟誉上人秀冏大和尚
   享保7年(1722年) 2月2日遷化

9世 親蓮社近誉上人増阿大秀大和尚
   月照寺五代となる
   宝永4年(1707年) 10月13日66才遷化

10世 天蓮社鏡誉上人称愚秋應大和尚
   享保9年(1724年) 11月2月51才遷化

11世 心蓮社薫誉上人穐岸大和尚
   宝暦14年(1764年) 4月28日遷化
   寛延4年(1751年) 7月12日に月照寺代へ

12世 聖蓮社現誉上人乗阿了専大和尚
   宝暦4年(1754年) 4月21日遷化
   覚源寺より転住

13世 聲蓮社尋誉上人應山大和尚
   宝暦4年(1754年) 6月米子光西寺より転住
   江戸日暮宗福寺にて
   寛政10年(1798年) 10月14日遷化

14世 荘蓮社厳誉上人諦雲大和尚
   覚源寺より移住
   寛政3年(1791年) 6月16日松江誓願寺へ移転
   文化12年(1815年) 12月28日遷化

15世 聞蓮社名誉上人了梅大和尚
   寛政3年(1791年) 6月24日大社安養寺より転住
   寛政8年(1796年) 9月2日遷化

16世 教蓮社随誉上人寛阿實無良山大和尚
   大社誓願寺より移住
   文政5年(1822年) 12月6日遷化

17世 應蓮社當誉上人願阿義聞諦道大和尚
   文化8年(1811年) 8月遷化

18世(16世) 再住随誉上人
   文化10年(1813年) 4月隠居

19世 還蓮社相誉上人向阿唯松海壽大和尚
   西尾村常念寺より移住
   天保6年(1835年) 4月2日依願隠居
   文久3年(1863年) 11月15日84才遷化

20世 定蓮社忍誉上人進阿慧力海禅大和尚
   天保6年(1835年) 4月14日木次円覚寺より転住
   嘉永3年(1850年) 10月20日月照寺へ転住

21世 忍蓮社戒誉上人常阿法施慧禅大和尚
   明治2年(1869年) 8月月照寺へ転住

22世 勇蓮社哲誉上人猛阿英俊法禅大和尚
   明治35年(1902年) 8月27日遷化

23世 蓮社薫誉上人
   安来西方寺へ転住

24世 信蓮社明誉上人證阿益謙真我大和尚
   大正3年(1914年) 1月29日24世の法燈を嗣ぐ
   昭和14年(1939年) 10月11日遷化

25世 中興碩蓮社正僧正静誉心阿帰命信廣大和尚
   平成29年(2017年) 11月26日遷化
   内田信廣97才

26世 現住職
   浄蓮社楽誉信阿広平 

当代住職

信楽寺26世住職・内田広平。
松江市天神町の来迎寺を兼務している。


関 連 情 報

2021年は聖徳太子1400回忌の年に当たり、秘仏である聖徳太子像の50年に一度のご開帳をさせて頂きます。
墓土地に空きがあります。当寺は松江駅からも近く、お参りもしやすい立地です。お問い合わせは信楽寺の電話:0852 - 21 - 1589 まで。いつでもご見学を受け付けております。